今年も残り少なくなりましたね。
初めての Office 365 Advent Calendar に参加です。
Intune による Windows Update for Business という記事を書いた当時
「Windows 10 の機能更新プログラム (プレビュー)」という機能は、文字通りプレビューでした。
残念なことに 本日時点をもってしてもプレビューのままでした。
とはいえ、Microsoft の 期待のMDMソリューション「Intune」は Microsoft Endpoint Manager と名乗っている以上
優れた管理機能が続々と追加されているはずです。
ということで、10カ月の間にどれだけ便利になったかを紹介します。
1.Windows 10 更新リング
Windows 10 更新リングでは、組織のWindows 10 デバイスに対して どの機能アップデートを展開するのかを実施するポリシーを記載します。
更新リングのポリシーも、GPOで制御している項目と差異がないため、各項目の説明が変わったくらいで特に変化はありません。
2.Windows 10 の機能更新プログラム (プレビュー)
こちらもプロファイル画面上には変化がありません。
Windows 10 20H2がリリースされたこともあり、展開対象のバージョンにも表示が追加されています。
地味な更新ではありますが、除外グループが追加されています。
以前は、対象グループのみの選択でした。
3.レポート | Windows の更新プログラム (プレビュー)
Windows 10 の 機能更新管理に向けて、レポート機能が2020年9月に実装されました。
レポートタブを選択し、Windows 10 の 機能更新プログラム レポート を 選択します。
表示されたレポートから、各デバイスのアップデートの進捗を確認することができます。
4.モニター | 更新プログラムごとのリングの展開の状態
デバイスのモニター機能から、「更新プログラムごとのリングの展開の状態」を展開すると、進捗に関する状態がわかります。
5.モニター | 機能の更新エラー (プレビュー)
Feature update failures (機能更新プログラム エラー) 運用レポートでは、Windows 10 の機能更新プログラム ポリシー毎に更新が試行されたターゲットのデバイスについてエラーの詳細が提供されるようになりました。(2020年10月の更新)
対象のプロファイルを選択することで、機能更新プロファイルでアップデートに失敗したデバイスの情報を一括してみることができるようになりました。
少しずつではありますが、Intune による Windows 10 の管理は便利になっていることがわかっていただけたと思います。
プレビューがいつまで続くのかはわかりませんが、今後もWindows 10 の機能更新管理機能がアップデートされたら紹介する予定です。