Intune による Windows 10 更新リング 2021年12月版

Enterprise Mobility + Security(EMS) Advent Calendar 2021 の3日目の内容を書きたいと思います。
2020年12月に、機能アップデートレポートについてAdvent Calendar の記事を書きました。
当時はプレビューの機能があるなかで記事にしていましたが、あれから1年経って Intune による Windows Update管理はどうなったか振り返って書いてみたいと思います。

Windows 10 更新リング

2020年12月 更新リングポリシー

2021年12月 更新リングポリシー

「Windows 10 更新リング」 と呼ばれていた ポリシーは、「Windows 10 以降向け更新リング」と名前を変えました。
Windows 11 も この 更新リングポリシーで管理されるためです。

2020年12月 更新リングポリシー設定画面

2021年12月 更新リングポリシー設定画面

2021年11月までは、1番上に設定があった「サービスチャネル」がなくなりました。
代わりに中段の「プレリリース ビルドを有効にする」で Insider チャネルの指定を行うことになりました。
また、「Windows 10 デバイスを最新の Windows 11 リリースにアップグレードする」というメニューが追加され、Windows 10 から Windows 11 へのアップグレード制御がわかりやすくなりました。
その他にも、以下の再起動周りの通知設定がなくなっています。

再起動通知を却下するには、ユーザーの承認を要求する
※ 既定では自動的に閉じる通知をユーザーが閉じるように強制します。

必要な自動再起動の前にユーザーに通知し、通知を閉じ可能なリマインダー (時間)
※ 自動再起動の前に、その再起動に関する通知をデバイス ユーザーに表示する時間を指定します。

永続的なリマインダーを使用して必要な自動再起動を行う前にユーザーに通知する (分)
※ 自動再起動の前に、その再起動に関するデバイス ユーザーに無視できない警告を表示する時間を指定します。

これら3つの設定は、設定の際に利用するCSP がなくなったわけではないので、OMA-URIや管理テンプレートで展開することも可能です。

再起動通知を却下するには、ユーザーの承認を要求する

必要な自動再起動の前にユーザーに通知し、通知を閉じ可能なリマインダー (時間)

永続的なリマインダーを使用して必要な自動再起動を行う前にユーザーに通知する (分)

更新リング に設定がなくなって困っている人は、上記の 構成プロファイルを展開していただくと良いと思います。
Windows 11 がリリースされたことで一部の設定UIが変わりましたが、大きな変更はなかったと考えてよいのではないでしょうか。

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