40GbE L3 スイッチ Arista DCS-7050QX-32 を利用するために

Arista DCS-7050QX-32 を入手し、実際に稼働させるためには様々なポイントを考慮する必要があります。

  • 背面吸気モデル  か 前面吸気モデル を考慮して選択する
  • Arista EOS を格納する Flashストレージの容量
  • ダイレクトアタッチケーブル(DAC) の入手
  • QSFP+トランシーバーモジュールの入手
  • 販売終了の影響
1. 吸気モデルの選択

オークションなどで入手する場合、どちらの吸気モデルかがわからないケースがあります。
電源部分のハンドルの色で見分けることができます。

前面吸気モデル・・・赤
背面吸気モデル・・・青

ラックの前面に設置する場合は、前面吸気モデル、ラック背面に設置したい場合は背面吸気モデルを選択することになると思います。

2. Arista EOS の Flash ストレージについて

標準的なモデルは 1.6GB の領域が用意されており、FW更新の際に利用することになります。
当初の500MBクラスのEOSでは問題ないのですが、EOS 4.22.0 などでは800MBを超えてしまいます。
そのため Arista EOS 4.22.0以降へのアップデートの場合、EOS-2GB 用ファイルを利用する必要があります。
裏技的な方法として、9Pin USB DOM を新たに手配し、2GB→4GBへ交換するという手もあります。
海外ユーザーでも実績があるようなので、チャレンジしてみるのも1つです。
USBメモリを利用したFWアップデートでないと、容量がカツカツ過ぎてアップデート作業が非常に面倒なので、交換してもいいかもしれません。

3. ダイレクトアタッチケーブル(DAC)

Arista EOS バージョンによって、サードパーティトランシーバーの制限が変化するようです。
fs.com から Arista 用の DAC を購入することが最も安全であると思います。
Mellanox DACも動作するという情報がありますが、現行バージョンでのサポートが約束されているわけではないのでご注意ください。

4. QSFP+トランシーバーモジュール

DAC同様、ベンダーコードが Arista のものを利用してください。
fs.com でも手に入りますし ebay などを利用するとよいと思います。

5. 販売終了の影響

Arista DCS-7050QX-32 はすでに販売を終了しており、サポートのみが継続する形になっています。
自宅用 40GbE L3 スイッチとして稼働させる分には十分だとは思いますが、その点についても注意が必要です。

https://www.arista.com/en/support/advisories-notices/end-of-sale/1748-end-of-sale-of-arista-7050x-series

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